6/27(土)〜7/8(水)青木郁美/大澤知美/能登朝奈 3人展

6月の終わり、陶とガラスと木の器の3人展を1階のshopスペースで開催いたします。
参加作家:青木郁美(陶)/大澤知美(木)/能登朝奈(硝子)
[会期] 6/27(土)−7/8(水)木曜休み 11:00-19:30
[場所] 櫻茶屋1階shop


青木郁美さんの作品はずいぶん前ですが常設用に一度たくさん届いたことがあり、もしかしたら覚えていらっしゃる方、お求めくださった方もいらっしゃるかと思います。
青木さんの器は陶土と磁器土を混ぜで作る半磁器。陶器のような温かみと磁器のような丈夫さをあわせもった器です。カップの持ち手や口元なども薄く作られているのに手に取ると頼もしい感触。注意して取り扱わないとというような緊張感を抱きません。そしてフォルムがとにかく可愛い。少しマットな質感も相まってほんのりとした愛らしさが滲み出ています。
毎日のおやつの時間に使いたくなる軽やかで柔らかな雰囲気を纏った器がいろいろ届く予定です。


大澤知美さんは初めてお取り扱いをさせていただく、木でものづくりをされている作家さんです。
大澤さんの作品の色々を拝見していると、木の美しい部分をよく見極めてそれを生かして作られているなと感じます。
杢という木の表面に現れる複雑で美しい木目模様を生かした作品は、よくぞここに杢を、とじっくり眺めていて思います。まさに一期一会。
また白漆を施した作品も大変魅力的です。白漆を均一に塗っているのではない、というところがとても良い感じなのです。
あえて下地を残すようにうっすらと塗られている作品もあったり、一部分をかすれたように塗ってアクセントにしている作品もあったり。作品ごとに一つ一つ表情が違っており、どれもかっこいいなあと思います。


能登朝奈さんはパートドヴェールという技法でガラス作品を作られています。
パートドヴェールは非効率的で非常に手間のかかるガラス技法です。どれだけ非効率かというと、まず粘土で石膏型のもととなる器を作ることから始まります。できた石膏型の中にガラスの粒を糊で練って入れ、型ごと焼成し、木槌を使って石膏型を壊しながらガラスを取り出し、取り出したガラスはざらついていますので研磨して仕上げます。石膏型は壊してしまうので使用できるのは一度きり。一つの型から一つの作品しか作ることができないというわけです。
そうした技法で作られる能登朝奈さんの作品には、氷砂糖のような質感がとても魅力的なもの(主にカップ類)、透明と半透明の部分のムラが光を内包しているような美しい表情のもの(主に皿類)があります。
能登さんの作品も常設で一度並んだことがありますので覚えていてくださる方もいらっしゃって、楽しみにしているとのお声もいただいています。
鉱物のような塊感を感じるパートドヴェールによるガラス作品。能登朝奈さんの作品のフォルムはどれも少し儚げで、なんだかとても優しいのです。

青木郁美さん、大澤知美さん、能登朝奈さん
3人の作り手の作品が並んだ景色を想像してタイトルをつけました。
『朝靄 -あさもや- にかかる虹』
ぜひ足をお運びくださいませ。
