1/28(土)-2/8(水)村井大介・村井陽子 二人展
「ノアの箱舟」
村井大介さんのチタン釉のプレートは雪原のような、海原のような、銀河のような。
村井陽子さんの作り出す多種多様な動物はみな生き生きとしていて、表情が愛らしく、心和みます。
お二人の作品が合わさると「ノアの箱舟」を想わずにはいられません。
そんなわけでこの度の二人展に「ノアの箱舟」というサブタイトルを付けさせていただきました。
大介さんと陽子さん。本当に仲睦まじいご夫婦です。
作家在廊日は2/4(土)の予定です。
諸事情により会期初日ではないのですが、2/4ならお二人で在廊できるとのことでこの日に決まりました。
作品をのんびりご覧いただきながら、ゆっくりお話もしていただけると思います。
静かで優しい雰囲気の大介さんと、のほほんとした明るい雰囲気の陽子さん。
昨年夏に息子さんと3人でお店に遊びにお越しくださいました。
陽子さんの作る愛らしい動物はやっぱり陽子さんに似ているなあと思います。
瞳が似ているのかなあ。
ご都合よろしければぜひ会いにお越しくださいね。
陽子さんのうさぎです。こちらは2ヶ月ほど前に納品くださったもので完売しましたが、ちょっと陽子さんに似ているなあと思います。
年末前に納品くださった陽子さんの福だるま(完売しました)。
優しい眼差しが大介さんに似ているような。
陽子さんの作品、今展にどんな子たちがやってくるのかとても楽しみです。
陽子さんの作品はそのマットな質感から一見紙粘土?と思われがちですが、磁器土で製作され、器と同じく高温で焼成されたものです。
釉薬をかけずに焼いた焼き締めのため、パッと見紙粘土っぽい質感に見えるのですが、器と同じように洗えますし、色が褪せたりもしませんし、乾燥でひび割れたりもしませんので、安心して末永くお楽しみいただけたらと思います。
大介さんの器も磁器です。
チタン釉の器は静謐な雰囲気が印象的で、それぞれ表情が違います。
マットな質感の白い器は磁化粧と呼ばれ、磁器に化粧土をかけて仕上げられたものです。よく見かけるつるりとしたものとは違うマットな質感、漆喰の壁のような雰囲気がすごく素敵です。
陶器とは違って吸水性はないので、食品の色が器に染み込んでいくことはありません。
汚れが目立ってくるようでしたら、メラミンスポンジでこすっていただくか、食器用の漂白剤をご使用いただくとキレイに戻ります。
大介さんの器は使っていると分かるのですが、例えばカップのとっては持ちやすく、口当たりもとても良い具合です。
見た目の美しさだけではなく、使い心地もよく考えられて作られているのだなあと思います。
村井大介・村井陽子 二人展『ノアの箱舟』は1階カフェショップ内で開催いたします。
20:30までオープンしております。
お二人の優しい手から生まれる穏やかな景色をぜひご覧くださいませ。