櫻茶屋|徳島のカフェ&暮らしのshop

櫻日誌

お店と暮らし・作り手や
その作品のこと

高木浩二さんの彩泥の器

千葉の高木浩二さんからカップ&ソーサーが届きました。
こちらは櫻茶屋オリジナルとして、特別にソーサーを大きく作っていただいているものです。
弊店でコーヒーをお出しする洋食器以外のカップ&ソーサーは、作り手の方にお願いして、ソーサーを大きく作っていただいています。たいてい「そんなに大きく作るのですか」と作り手の方には少し驚かれるのですが、お客様にはとても喜ばれています。
さてさて、高木さんのカップ&ソーサーですが、販売用のほかにいくつかはコーヒーを淹れてカフェでも使用しています。お客様から「わぁ、綺麗ねー」とよく言っていただけて、何だかちょっと自分が褒められたような気持ちになるものですね。嬉しいなあと思います。
どこか異国情緒があって、何とも優雅な気分になれる、それが高木さんのカップ&ソーサーです。

高木さんの器に初めて出会ったのは8〜9年ほど前だったでしょうか。
当時私は東京の大田区に住んでいました。
大小様々なクラフトフェアがあちこちで盛んに開催されるようになった頃で、私も東京近郊のクラフトフェアに足を運ぶのを楽しみにしていました。
そんな折、私の住む街のすぐ近く、子どもの通う幼稚園にほど近いお寺の境内で初めてのクラフト市が開かれるというのです。
クラフト市好きの血が騒ぐではありませんか。
初日は平日で、ちょうど幼稚園のママ友たちとお寺の近くでランチをする約束をしていました。ママ友たちも誘ってみたところ行ってみたいというので、ぞろぞろという感じで出かけました。
そこで出会ったのが高木さんの器でした。
まさに釘付けです。
まるで大理石のような、美しい石のような表情の器。その質感はマットで自然でとても好きと思いました。
もっとじっくり居座っていろいろ選びたかったけれど、ママ友たちを待たせるのも気が引けて、カレーをいただくのにちょうど良さそうな器を一枚選びました。
そのまま自転車でランチに行って、幼稚園に子どもを迎えに行って、それから公園へ行くという予定でしたので、たくさんは選べませんでした。
そのとき選んだ一枚は今も私のお気に入りのカレー皿です。
チャーハンやパスタにも使っていますけれど。

一目惚れした高木さんの彩泥の器。
時を経て、こうしてお店で紹介できて、連絡を取らせていただける。
人生って不思議なものですね(あ、美空ひばりの歌の文句みたいになってしまった)。
高木さんはどこか朴訥な雰囲気のする方だったと記憶していますが、それはずっと前のこと。またいつかお会いしたいなあと思います。

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