櫻茶屋|徳島のカフェ&暮らしのshop

櫻日誌

お店と暮らし・作り手や
その作品のこと

河上智美さんのガラス

春が始まり、初夏の陽気を感じるころ、茨城より河上智美さんのガラス器が届きました。
去年からお願いしていて待ちに待ったガラスの器たち。
河上さんのガラス器はずいぶん昔から使っていましたので、その丈夫さはよく知っています。
薄いガラスも美しいのですが、取り扱いに少々神経を使うので、ちょっとぽってりと程良い厚みのあるガラス器が、日常使いをするにも、子どもさんのいるご家庭にも、扱いやすいというところがいいなあと思います。
そして河上智美さんのガラスの器はラインナップがすごく豊富。
グラスにしても、鉢にしても、お皿にしても、すごくたくさんのフォルムの作品を製作されています。
そしてどれも形がそれぞれ美しくて愛らしい。
レトロな雰囲気を持つもの、エレガントな雰囲気をもつもの、可愛らしいもの、いろいろ。
今回はモール模様のガラス器をたくさんお願いしたのですが、灯りで照らすと反射してテーブルに映った模様に、しばしうっとりしてしまいます。
テーブルコーディネートが楽しくなりますね。

早速一部をオンラインショップに掲載したところ、次々とご注文をいただきまして、すでにsoldoutになったものも、掲載前に店頭で売り切れてしまったものも。
オンラインショップではこんなお料理やスイーツに使ってみては〜という、まったくの主観ですがささやかなご提案をさせていただいています。
どうぞ想像していただいても、新たな妄想を膨らませていただいても、ご自由にお楽しみいただければ何より嬉しく思います。

今回いろいろな場所で撮影してみたのですが、ガラスというのは周りの景色や色を映しこむし、背景がごちゃごちゃしていると輪郭が分かりにくいなあと、ずいぶん撮り直しました。
背景が真っ白だと輪郭がどうも不鮮明、逆に黒いと美しいけど伝えたい雰囲気とちょっと違うんだよなあ、と。
そしてそうだそうだと思いつき、櫻ギャラリーで撮影してみることに。
ようやく河上さんのガラスの器の魅力を伝えられる写真が撮れたように思います。

上の画像は花モールピッチャーとレトロワイングラス。
わざわざワインをピッチャーに移したりはしないと思いますが、ピッチャーには赤ワイン。レトロワイングラスに注ぎ、日が落ちるころ、移りゆく夕空の色を眺めながら、夏特有のむーんとした湿気を肌に感じてチーズをつまむ。そんなシチュエーションを妄想。
実際はというと、私はお酒が得意ではなく基本飲まないので、グラスには麦茶、焼きそばをつまむ、という具合になるんだろうなあと思われますが、そういうごくありふれた家庭的な使い方にも楽しいガラスの器です。

ちょっと気取った場面にも、毎日の食卓にも活躍してくれる河上さんの作品の数々、どうぞゆっくりとご覧ください。

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