櫻茶屋|徳島のカフェ&暮らしのshop

櫻日誌

お店と暮らし・作り手や
その作品のこと

10月 かけがえのない僕らの日常

10/14〜25 開催しました3人展
タイトルは「かけがえのない僕らの日常」
・灯り WARAUHANA
・器 川原幸子
・革バッグ qan:savi

暮らしのかたわらで目にするたびにうれしくなる愛すべきものたち
ささやかな幸せは、気づくといつもそばにある

平和とはそういうことかもしれないな、今改めてそう考え、
タイトルに平和への祈りをこめました。

参加してくださった3人の作り手もそれぞれかけがえのないもの作りを一人でされている方々です。

WARAUHANAの中村さんは美しいフォルムの灯りを製作されています。
今展には初めてオールドガラスと木の組み合わせの灯りを届けてくださいました。なんともロマンチックで優しい灯り。
長年アンティークランプを取り扱い、修繕もされてきた中村さんだからこそ生み出すことのできるランプなのでしょう。
細部に至るまで美しく整えられ、ガラスと木が一体となった作品を見て改めてそう思いました。

川原幸子さんの陶胎漆器は一度見ると忘れられない独特の表情と質感をもっています。
この表現のために、漆を塗っては乾かし、また塗っては乾かしを10数回〜20回ほど繰り返し、最後は低温で焼成することにより器を完成させています。
それは想像するに途方もない作業にように思えます。
何度も手をかけられ、だんだん可愛くなっていくんだろうな、どの器にもそんな作り手の愛情を感じます。

革作家のqan:saviの稲井さんは暮らしのなかの様々なシーンを思い描きながら、使う側の立場にたったもの作りをされています。
その素材は非常に上質。
時間とコストがかかることを承知の上で製法にこだわって革づくりを行う、世界的にも希少なタンナーであるイタリアのメーカーから主に仕入れた革でバッグを作られています。
シンプルで、軽く、使いやすく、そして上質な革ものを日常に、そういう思いが感じられる美しい形の作品をたくさん用意してくださいました。

そうした作り手の思いがこめられた作品に彩られた店内は、それだけでとてもかけがえのいない空間となりました。

お越しくださった皆さま、
オンラインショップでお求めくださった皆さま、
SNSで関心を寄せてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

お選びくださったものが皆様のかけがえのない暮らしの景色のおともになると幸いです。

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