櫻茶屋|徳島のカフェ&暮らしのshop

櫻日誌

お店と暮らし・作り手や
その作品のこと

鷹尾葉子さん

11月のことです。
鷹尾葉子さんから京都での個展の案内をいただいていました。

鷹尾葉子さんの器に初めて出会ったのは、もう20年以上昔でしょうか。ある雑誌に掲載されているのを見て「素敵だなあ」と思ったのがきっかけです。いわゆる作家ものの器の初めてのブームが到来という時代だったように思います。
どうしても実物が見たくて、手に取ってみたくて、できることなら手に入れたくて、雑誌に載っていたお店に出かけてみました。当時私は東京に住んでいて、雑誌で見かけた好きな感じのお店を巡るのを楽しみの1つにしていました。
そのお店は、閑静な住宅街の緑の並木が連なる遊歩道沿いにあって、駅から少し歩きますが、そのロケーションにもわくわくしたものです。
自宅兼ショップといった形態のお店は、コンクリートの打ちっ放しの壁がとても都会的で、鷹尾さんの器の斬新さととてもよく似合っていました。
私は目当てにしていたカップを2つ、それぞれ違うテイストのものを選んで大切に家まで抱えて帰りました。家に帰って包みを開けて、またゆっくりと眺めては、やっぱりいいなあと思います。そして早速使ってみたくなるのです。
私が初めて選んだ鷹尾さんのカップはかなりシンプルなものでしたが、それでもやはり個性的です。このお皿と似合うかな、あのお皿と似合うかなといろいろコーディネートを考えるのがまた楽しくて、それは洋服のコーディネートを考えるのと同じだなあと思います。洋服の場合は次に着て行く先を考えますが、器の場合は料理を考えます。新しい器が仲間入りすると、しばらくは料理をするのも考えるのも楽しくなるのが嬉しいところ。

話がかなり逸れてしまいましたが、実は鷹尾さんにお会いするのはその11月の個展が初めてだったのです。
伺える日が初日だったので、お忙しいと思われる時間を少し外して、ちょっとドキドキしながらお店へ。そして、はじめまして。
鷹尾さんは私の母と同世代とは知っていましたが、とても若々しくて、とても話しやすくて、私はというと緊張で若干挙動不審だったかもしれませんが、お店の方がお茶を出してくれたこともあって、思っていたよりゆっくりお話しすることができました。とても有り難い時間でした。

櫻茶屋にも早速鷹尾さんから届けていただいた器たちが並んでいます。
この個性的な花器といったら。
私は真っ先にアボカドの種を連想しました。
アボカドの種を水耕栽培すると、種から新芽が出てにょきにょき伸びてくるのです。その姿が目に浮かびました。
みなさまを何を想うでしょうか。

鷹尾さんの器はどれもかなり個性的です。
そしてまるで絵画のようなその器はとても美しく、土器のようなプリミティブな質感に何とも言えない魅力を感じます。
色彩とテクスチャーのバランスが何とも絶妙で、唯一無二の器だなあと思います。
器としての出番がないときは、飾っておくのもおすすめです。
家にニッチがあって、そこにポツンとこの器を置いて、埋め込まれた小さなダウンライトで照らされている、そういうシチュエーションを母や妹と想像して、自分だったらどれを選ぶ?という仮想ショッピングを時々楽しんでいます。
実はそれぞれに狙っているものもありますが、まずはたくさんの方に見て欲しいと思うので、しばらくは我慢。
どれも一点ものです。
近いうちにオンラインショップでも紹介させていただきたいと思います。

今年はこの櫻日誌の更新をもうちょっとマメにする、オンラインショップを充実させるという目標を掲げて頑張ります。
遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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