「雨犬」刊行記念/柳本史版画展
今年に入って刊行された、版画家の柳本史さんと、未明編集室の外間隆史さんの共著絵本『雨犬』。
それに伴い、3月、櫻茶屋の奥のスペースにある”小さな書店ひとひら”で『雨犬』刊行フェアと柳本史さんの版画展を開催できることになりました。
『雨犬』はちょっと寂しいかもしれない、そんな人の気持ちに温かくそっと寄り添ってくれる、そんな本だと思います。
物語も、本のサイズ感もページの手触りも、そして柳本さんの版画も。
私は冒頭の
「街なかのちょっとしたところに記憶が落ちている。」
というところからすでに物語の世界へひきこまれました。
同じように感じたことがたくさんあるから、でしょうか。
要所要所に現れる柳本さんの版画がやはりとても素敵です。
大切に持っておきたい、贈り物として差し上げたい、そんな愛おしい1冊です。
今回届いた版画は4点。そのため版画はご来場くださった方のみの抽選販売とさせていただくことにしました。
確実に手に入れることができないところ、お越しくださってご応募くださった皆さま、本当にありがとうございます。
会期終了後、当選した方のもとへと旅立ちました。
会期中はお客様に雨犬の世界を楽しんでいただきたくて、カフェのメニューのケーキセットのケーキに、雨犬の粉糖デコレーションを施しました。
こんなふうでしたよ〜(下部参照)。
「雨犬」を知っている方も、知らない方も、楽しんでいただけたなら幸いです。